おばあさんがバスケットの中から取り出したのはいぬくんとねこくんの人形です。
あれあれふたりはひとりでに動き出します。まるで生きているみたい。
ありそうでなさそうな春・夏・秋・冬のふたりの暮らしのスケッチ。
暮らしの中にひそむ「小さくて確かなドラマ」
なんでも人形劇になるんだね。
小さな人から大人の皆さんにも是非ご覧いただきたい「片手遣い人形ならではの素朴で暖かな世界です。終わると、あなたも人形劇がやりたくなりますよ。
どうぞ舞台の中にお入りください。あれやこれや触ってみましょう。
ほらほら、今日から、あなたも人形遣いです。
言葉がわからなくても楽しめる作品です！

【カンパニーのみなさんから一言】
観るだけではなくて、是非体験していただきましょう。片手にはめて使う人形は、うんと身近にあって、誰でも一度は見たことがあり、演じたこともありそう。
でもよく考えてみると、本気で遊んだことはないかも、、、。まるで生きているように見えたけれど、どうしてだろう、、。やってみてわかる片手遣い人形の親しみやすさと、なかなか思い通りにならない難しさ。
でも人形の体の真ん中に、自分の利き手が入っている安心感と暖かさと確かさと、、。観るより遣る方がずうっと愉しい。自分の手が入っているのを知っているのに
なぜか愛しい気持ちが湧いてくる。
お気をつけて。
物言わぬ「人形」の魅力に取りつかれてしまうかもしれません。観て、その舞台空間で演じて遊んで、まるごと人形劇を味わってください。