草木が生い茂り荒廃した庭での思いがけない出会いから物語が始まる。
最初の1歩を乗り越えて、自分ではない相手と出会う。それは冒険の物語へとつながる友情へと発展する。
そして植木鉢の間には、まだ見ぬ領土があったのだ。波、嵐、島、そして彼らが想像しうる最高の場所、海があった。

-ピエール・リシャール演出の「海」は、「Honey, I shrunk the kids（邦題：ミクロキッズ）」の映画のような雰囲気で、観る者を草の高さの世界に連れていく。子どもたちは想像力いっぱいにこの縮んだ世界に入り込む。（キャトリーヌ・マクレエル、ル・ソワール紙より）
- 子どもは大人の世界を、大人は子どもの視点から物語を観る。コントラストの発想と視点の遊びに、ここでは観る者誰もが楽しく意表をつかれ、詩的なモーメントとその先に待っているの海に夢中になる。（ローランス・ベルテル、ラ・リーブル紙より）

一言メッセージ

子どもたちと一緒に、または大人たちだけであっても、海で時間を過ごすより素敵なことはあるでしょうか？
フル・テアトルは日本の皆様に「海」をお届けすることを嬉しく思っています。
この作品を観て、嵐の中のユーモアを発見し、庭の外を飛び出てどこまでも続く友情をお楽しみください。