アジアのいつか、どこかの、とある国。ひとりの娘が花を摘んでいた。
幸せそうに花を摘み続けていると、傷ついた兵士が横たわっているのを発見し、介抱してやる。
やがて目覚めた兵士は優しい娘と恋に落ち、二人は結ばれることになった。
そして、娘は大きなお腹を抱えるようになる。兵士の子供を身ごもったのだ。
二人は花園でお腹の中の赤ん坊の名前を考えながら幸せな時を過ごすのだが。。。
女はいつも花園で待っていた。
男はいつも花園に戻ることを夢見ていた。
いつもいつも繰り返される運命が どこかで変わることはあるのだろうか。
花は、花はどこへ行ったのだろう？
花は、花はいつか咲くのだろうか？
わかぎゑふが今回のりっかりっか＊フェスタの為に書き下ろした新作