Photos: Romana Kovacsova
生きるんだ
これは、NIEがヨーロッパの最も暗い歴史に光を当て、生きること、愛、希望をつづった物語である。
私たちの未来が危機に瀕していた時代、自分の命をも顧みずに一人でも多くの子どもたちを救おうとしていた人々がいた。
アガタは6歳。父に連れられて列車の駅へ向かうところだった。皆が楽しそうにしている中、アガタだけは、なぜかもう父に会えなくなるような気がしていた。
空腹で疲れ、列車の中でぼんやりと、アガタは自分の首から下げている名札をかじっている。名札はついに書いてあった住所も名前も読めなくなるほどボロボロになり、それはアガタが2度と家へ帰ることができないことを意味する。
キンダートランスポート(=「子どもの移送」によりナチスドイツから救出された子どもたち)の実話や証言をもとにした物語。
*カンパニー受賞歴*
2019年:ヘッダ賞 - 若い観客のための最優秀作品ノミネート(ノルウェー、オスロ)
2017年:ヘッダ賞 - 若い観客のための最優秀作品賞受賞(ノルウェー、オスロ)
2015年:グランプリ賞 - リヒトブリッケ・フェスティバルにて(ドイツ、ニュルンベルク)
2014年:ミュージアム・オブ・メモリーズ(ノルウェー国民賞)にノミネート、他多数受賞歴あり
一言メッセージ
沖縄の皆さま、りっかりっか*フェスタの皆さま!
今回再び、沖縄の島とそこで開催されるフェスティバルへご招待いただいてとてもワクワクしています。
私たちの NIEシアター の活動の中でも、沖縄での思い出は非常に素晴らしいもので、今年の夏も皆さんと一緒にさらなる素晴らしい思い出を作りたいと思っています。沖縄で美味しいものを食べ、美しい島と海と空を心に刻み、日本や世界中の演劇人たちに沖縄で出会い刺激を受け、沖縄の観客の皆さまに再会する喜びを胸に、私たちの「全ての終わりに」を上演することを心より楽しみにしています。下山久氏とその素晴らしいチームに再会することもとても楽しみにしています!
(9-1) 7/26 (金) 17:00
(9-2) 7/27 (土) 19:00
(9-3) 7/28 (日) 13:00
開場:開演15分前