こどもたちに伝えたい物語
昔、東北地方の領主、岩城判官正氏は戦いに破れ、一族は各地に離散した。正氏の子、安寿と厨子王姉弟、その母の三人も流浪の身となり、安全な地へと旅につく。しかし途中、人買いの手にかかり、母は遠い国に、安寿と厨子王はさんしょう太夫のところへ売られる。この太夫は多くの奴隷を使う無慈悲な支配者で、二人は慣れぬ仕事に苦労し身の不運をなげくが、どうすることもできない。やがて、二人は逃亡の計画を話し合うが、不幸にも立ち聞きされ、むごい仕打ちを受け牢に閉じこめられ、餓死寸前になる。思いあまった姉の安寿は、自分の身もかえりみず、厨子王を逃がす。そして―
1/4 (火) 15:00
1/5 (水) 13:00
1/5 (水) 17:00
開場:開演15分前