近年の戦争や紛争、そしてそれに伴う難民問題は、世界中の子どもたちに深刻な影響を与えています。戦争や紛争地域では、子どもたちは安全でない環境で生活し、教育や健康などの基本的な権利が脅かされています。これらの状況は、子どもたちの心理的な健康にも大きな影響を与えています。児童・青少年演劇は平和構築において、どのような可能性を持っているのでしょうか。過去の歴史から現在まで、平和や紛争の象徴的な場所でもある沖縄を舞台に、パレスチナ、オーストラリア、そして日本の児童・青少年演劇の専門家から報告を受けるとともに、戦争や紛争を起こさないための児童・青少年演劇の役割、戦争や紛争で傷ついた児童・青少年のための舞台芸術の役割について意見交換を行います。そして、これらを通じて、世界平和と未来のために何ができるかを会場の皆さんと共に考え、行動する機会となることを期待します。